不動産や持ち家を所有していれば必ず必要となるのが、固定資産税。
固定資産税には都市計画税というものが別途徴収されるところもあります。
その線引きは、所有している不動産が市街化区域内か市街化調整区域内か等でわけられていて、市街化区域内にあるものは都市計画税が課せられます。
マンションはほとんどの場合が市街化区域内にある場合が多いので、その点でも少し税金が割高になりますが、実は建物の構造等によっても税金の金額は変動します。
木造より鉄骨造の方が高いですし、築年数によっても左右されます。
固定資産税というものは、所有不動産の評価価格から算出されています。
評価が低ければ税額も低くなります。
また、土地と建物は別で徴収されるため、マンションでも土地は持分割合で所有権を取得していれば、持分割合に応じて徴取されます。
いずれにしても、一括で支払わなくても分割で支払う事が可能であり、毎年1月1日が起算日となり、4月に入る前に徴収証が届きますので、それまでに少しずつ貯めておくと支払いもスムーズになるかと思います。
マンションを購入、または売却するには税金がかかり、同様に保有している期間も別の税金がかかるので、それぞれの期間でどれだけ必要になるかを考えて行動する必要があります。
マンション購入時は、土地や建物の登記簿に所有権や抵当権を登記するための「登録免許税」がかかり、不動産を取得したあとの都道府県に支払う「不動産取得税」も必要です。
物件の保有期間には不動産を所有している人にかかる「固定資産税」と「都市計画税」がかかります。
売却時には不動産売却よる利益が出ると、譲渡所得として「所得税」と「住民税」が課税されます。
マンションを購入したときよりも下回る価格で売却して譲渡損失が生じたときは、一定の要件を満たすものに限り、その年の給与所得や事業所得から所得税および住民税を控除することができる「譲渡損失の損益通算及び繰越控除」という制度を受けることができます。
税金には払うべきものや支払わなくても良いものがあるので、よく税制を確認して少しでも条件の良い選択ができるようにしましょう
2024/11/6 更新